『FP3級って簡単って本当?どのくらい勉強が必要なの?』
『FPのこと何も知らないのだけど、FP3級って勉強したら誰でも受かるの?』
FP3級は合格率が高く簡単に取れる資格です。
ただし、簡単といっても、何も準備しないと確実に落ちます。
一方で正しい試験対策をすれば、短期間で誰でもFP3級に合格できます。
今回は、気になるFP3級の難易度や合格率、最短で合格するための勉強法について詳しく解説していきます。
- FP3級試験の難易度
- FP3級試験と他の国家資格との難易度の比較
- 日本FP協会ときんざいの合格率の違い
- FP3級に最短で合格するための勉強法
FP3級の受験を検討している方はぜひ参考にしてください。
FP3級の難易度は低く合格しやすい
宅建や税理士・簿記などビジネスで役立つ資格の中で、FP3級の難易度は低いです。
正しい試験対策や学習を行い、FPに関する基本的な知識をしっかり理解すれば、誰でも合格することができます。
お金に関する基礎知識が求められる試験なので、FPに関する基本的な知識をしっかり理解していれば、十分に合格を目指すことができます。
他の試験と比較したFP3級試験の難易度
実際に、他の資格試験の合格率と比較してFP3級の難易度を見ていきましょう。
こちらは、主な資格の合格率をまとめたものです。
資格名 | 合格率 |
---|---|
普通運転免許(一種) | 73% |
FP3級 | 68% |
ITパスポート | 48% |
FP2級 | 33% |
簿記3級 | 27% |
税理士 | 19% |
宅建 | 16% |
FP3級は、宅建や税理士よりも断然高い合格率で、資格試験の中でも合格率が格段に高く、国家資格の中で取得しやすい資格であることは間違いありません。
それでも10人中3~4人は落ちる試験ではあるので、FP3級は何も準備せずに受かるほど甘い試験ではありません。
一方で、試験対策をきちんとすればほとんどの人が合格できるレベルの試験です。
試験はマークシート式&選択肢が少ない
FP3級試験の出題形式は、マークシート方式による○×問題・三択問題です。
そのため、消去法で答えを求めやすく、暗記していなくても正解しやすい試験です。
分からない問題が出題されても、1/3か1/2の確率で当たるので、勘でも正解できる試験です。
ただし、確実に合格するためには、ある程度の勉強量が必要であることも覚えておいてください。
FP3級の合格基準は6割以上の点数を取ること(学科・実技共通)
FP3級の合格基準は、学科試験・実技試験ともに6割以上の点数を取れば合格です。
全部の問題を正解しなくても良いですし、マークシート方式で分からなくても勘で当てられる確率が高いです。
学科と実技の間の休憩時間が長い&電卓の持ち込み可能
他にもFP3級試験が簡単な理由として、学科試験と実技試験の間の休憩時間が長い点と電卓の持ち込みが可能な点が挙げられます。
まず、FP3級の試験スケジュールは下記の通りです。
区分 | スケジュール | 制限時間 |
---|---|---|
学科試験 | 10:00~12:00 | 120分 |
休憩時間 | 12:00~13:30 | 90分 |
実技試験 | 13:30~14:30 | 60分 |
学科試験と実技試験の間の休憩時間が90分もあるため、勉強が足りない方でも当日の休憩時間にテキスト・過去問などの勉強ができます。
事実、試験当日の休憩時間中に実技試験の勉強を必死に行っている方がかなり見受けられます。
実技試験の勉強をしてこなかった方でも、当日の休憩時間に過去問を一度でも解ければかなり合格率が上がるでしょう。
また、電卓の持ち込みが可能なので、計算ミスをする方がほとんどいません。
FP3級の合格率
では、実際にどのくらいの人がFP3級に合格しているのか見ていきましょう。
FP3級の試験実施団体は「日本FP協会」と「きんざい」の2つありますので、それぞれで合格率を紹介します。
日本FP協会の合格率
実施時期 | 学科試験 | 実技試験 |
---|---|---|
2021年5月 | 83.25% | 76.65% |
2021年1月 | 87.92% | 86.53% |
2020年9月 | 89.64% | 88.04% |
2020年1月 | 85.34% | 79.45% |
2019年9月 | 78.09% | 79.48% |
2019年5月 | 69.07% | 86.42% |
2019年1月 | 74.09% | 83.38% |
直近3年分のFP3級の合格率は、学科試験で約70~90%、実技試験で約80~90%とかなり高いです。
日本FP協会は出題傾向が例年あまり変わらず、過去問と似た問題が出されることが多いためです。
テキストを読んで過去問を解けば、まず合格することは間違えないでしょう。
きんざい(金融財政事情研究会)の合格率
実施時期 | 学科試験 | 実技試験 (個人) |
実技試験 (保険) |
---|---|---|---|
2021年5月 | 47.81% | 59.63% | 47.76% |
2021年1月 | 63.75% | 58.63% | 56.01% |
2020年9月 | 69.28% | 35.28% | 56.20% |
2020年1月 | 65.43% | 50.22% | 48.19% |
2019年9月 | 62.77% | 45.44% | 43.31% |
2019年5月 | 42.76% | 54.35% | 44.85% |
2019年1月 | 51.91% | 56.21% | 39.32% |
直近3年分のFP3級の合格率は、学科試験で約40~70%、実技試験で約40~60%とそこまで高くありません。
きんざいと日本FP協会では学科試験の内容は変わらないのですが、きんざいの方が合格率は低めです。
また、実技試験の合格率がと日本FP協会と比べて約20%~40%低いです。
きんざいは金融機関や保険会社などから団体受験が多く、「興味ないけど職場で強制された」という方が多く、勉強せずに受験している方が多いのが合格率が低い要因となっています。
日本FP協会ときんざいどちらの試験が易しい?
実は学科試験の内容は日本FP協会ときんざいどちらも同じ内容です。
一方、実技試験は日本FP協会が簡単と言えます。
きんざいの実技試験は、科目によって難易度が異なることや受験する回によって難易度が変動するため、試験対策が難しくあまりおすすめできません。
日本FP協会の実技試験は、科目が1種類で過去問と似た問題が出やすいので、試験対策が容易です。
したがって、受験する主催団体にこだわりがないのであれば、日本FP協会で受験するのがおすすめです。
FP3級に最短で合格するための勉強時間&おすすめの勉強方法
実際にどのくらいの勉強時間を費やせばスムーズにFP2級に合格出来るのかを紹介します。
併せて、おすすめの勉強方法も詳しく解説しているので、最後まで読んで試験勉強の参考にしてみてください。
FP3級に合格するための勉強時間
初めてFPを勉強する方が、FP3級に合格するために必要な勉強時間は、約50~100時間です。
仮に、1日2時間勉強できるのであれば、1~2ヶ月程度で取得できる資格です。
しかし、この時間はあくまでも目安であり、自身の環境や業務経験によって異なるため、余裕を持った学習を行うことが重要です。
金融・保険業界に勤務している方や自身で投資やお金の勉強をしている方であれば、もっと勉強時間は少なくて良いです。
一方、金融知識に疎い方であれば、さらに勉強した方がよいでしょう。
FP3級に合格するためのおすすめの勉強方法
FP3級に最短で合格するためのおすすめの勉強方法は、FP業務に経験があるかどうかで変わります。
- 経験者:市販のテキストと問題集を購入して問題集を中心に勉強する
- 未経験者:通信講座を受講して動画をスキマ時間に聞きながら問題集を解く
金融や保険など、FP関連業務の経験がある方は、市販のテキストと問題集を購入して問題集を中心に勉強すれば最短で合格することができるでしょう。
テキストは不明点の確認レベルとして、問題集を解きまくることで合格レベルまで簡単に達することができます。
一方、全くFP業務に触れたことがない方には、知識内容の不透明さに詰まりやすく挫折してしまう恐れがあるため、市販のテキストを中心とした独学は厳しいです。
初めてFPの知識を学ぶ方には、通信講座の受講がおすすめです。
通信講座を受講するメリットは、以下の3つです。
- 講義動画が充実しており、スマホを使ってスキマ時間に試聴できる
- テキストが見やすく、要点を絞った知識内容が記載されている
- スマホひとつでいつでも問題集を解くことができる
通信講座では独自で分析した高い効果が期待できる内容が用意されているため、合格に向けて高い効果が期待できる学習が可能です。
また、どの通信講座で悩んでいる方には、スタンディングFP講座の受講がおすすめです。
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まとめ
- FP3級の難易度は低く簡単に合格できる
- FP3級の合格率は平均約80%
- FP3級の合格に必要な勉強時間は約50時間~100時間
- FP3級に最短で合格するためにはスタンディングFP講座がおすすめ
FP3級は国家資格の中では簡単な方ですが、ある程度の勉強や試験対策は必須です。
最短で合格したい方は、動画や問題集が充実しているスタンディングFP講座を受講してみましょう。
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