FPの資格取得を検討している方で、ファイナンシャルプランナー(FP)の年収や仕事内容を気になっている方が多いのではないでしょうか?
実は、ファイナンシャルプランナーの平均年収はそこまで高くありません。
FPの資格を取っただけで、ファイナンシャルプランナーとして働くのは少し考え直した方が良いかもしれません。
一方、年収1,000万を余裕で超えるファイナンシャルプランナーも多数います。
経験を積んで独立開業に成功すれば、年収1億円も夢ではありません。
今回は、気になるFPの年収や仕事内容について下記の内容を詳しく解説していきます。
- FPの年収は?
- FPの年収を上げるための方法
- FPの仕事内容
- FPになるには?
FPの年収や仕事が気になっている方、FPの資格取得を検討している方はぜひ参考にしてください。
FP(ファイナンシャルプランナー)の年収とは

FPの年収は、働き方によってそれぞれ異なります。
具体的に、FPとして活動する際の働き方は以下の3つです。
- 勤務型
- 独立型
- 副業型
次からFP全体の平均年収やそれぞれの働き方で得られる年収を詳しく解説していきます。
FP全体の平均年収
一般的に、FP全体の平均年収は約382万です。
ファイナンシャルプランナーの仕事の平均年収は約382万円。
求人ボックスより引用。
2020年9月に国税庁が発表した「民間給与実態調査」では、日本人の平均年収が436万円なので、FPの年収は平均よりも50万ほど少ないのが実情です。
しかし、副業やパートとしてFPに携わる方を含めた平均年収ですので、平均年収を上回る方はかなり多いです。
こちらの平均年収はあくまでも目安として覚えておいてください。
勤務型(会社員)
勤務型とは、企業に所属してFPとして働く方法です。
FP資格を活かせる業界における年収の目安は以下の通りです。
- 不動産業界・・・633万円
- 金融業界・・・647万円
- 保険業界・・・894万円
業界よって平均年収が異なります。
会社の規模や賞与、待遇などによって変動する場合もあるので、就職希望先の給与形態を確認するようにしましょう。
独立型
独立型とは、自身でファイナンシャルプランナーとして独立・開業して収入を得る方法です。
主な収入源は、個人や企業を対象とする金融に関する相談料がメインとなります。
独立して稼ぐには、実績や信頼性が重視されるため、人によって年収はさまざまです。
自身で収益を生み出す働き方であるため、平均年収を下回る場合もあれば、成功して一億円以上を稼ぐ方もいます。
自身の努力・営業力次第でいくらでも稼げるのが魅力の働き方です。
副業型
副業型とは、本業で働きながら副業としてFP業務をおこなう働き方です。
それぞれの働き方や頑張りによって年収は異なりますが、FPとして副業を行っている方は大体月に10~40万程度稼いでいることが多いです。
ファイナンシャルプランナー(FP)の年収を上げるための方法

ファイナンシャルプランナー(FP)の年収を上げるための方法は、以下の3点です。
- FP1級とCFP資格を取得する
- FP資格と相性の良いダブルライセンスを取得する
- 独立・開業して活動する
それぞれ詳しく解説していきます。
FP1級とCFP資格を取得する
FPの年収を上げるために最も効果的なのが、FP1級とCFP資格を取得することです。
どちらの資格もFP資格の中で難易度が高く、最高峰の資格と言われているため保有している方は希少です。
そのため、同じファイナンシャルプランナーの中でも差別化を図りやすく、信頼性が高まるので相談依頼が増加する効果を期待できます。
FP資格と相性の良いダブルライセンスを取得する
FP資格と相性の良いダブルライセンスを取得することで、年収アップに繋げることが可能です。
例えば、税理士資格を取得すると、独占業務である「税務書類の作成代行」や「納税を代理」で行うことができます。
そのため、自身の活躍の幅が広がり受注できる業務内容が増え、年収を上げることに繋がるのです。
独立FPとして活動する
FPとして独立・開業して活動する場合、自身の頑張りによっていくらでも稼ぐことができます。
FP相談業務だけにとどまらず幅広い業務を行えば、稼げる額が変わるでしょう。
例えば、保険会社や金融会社と契約することで、保険・金融商品の代理販売を行えます。
これらは、生命保険募集人や貸金業務取引主任者の資格が必要ですが、比較的容易に取得することが可能です。
誰にも縛られることなく、自身の判断でどんどんビジネスを拡大できるため、年収を上げることは難しくありません。
ファイナンシャルプランナー(FP)の仕事内容

FPは、個人や企業を対象に、お金に関する悩みを解決する「お金のプロ」です。
そのため、相談からセミナー講演などさまざまな業務内容があります。
FPの主な業務内容は、以下の通りです。
- 企業の資産に関する分析、相談、資産設計のアドバイス
- 顧客の住宅ローンや家計管理などの分析と資金計画の提案
- 個々のライフイベントに応じたライフプランの提案
- 個人や企業にお金に関するセミナーを開催
- お金に関するコラムや本などの執筆
どの業務内容も、顧客のお金に対する不安を軽減させ、暮らしと安全を守るために手助けする重要な役割を担います。
ファイナンシャルプランナー(FP)が対応する相談内容
実際に、FPが対応する具体的な相談内容は、以下の通りです。
- ライフプランの立て方や考え方
- 家計の見直しと改善点の提案
- 新規や借り換えの住宅ローンの相談
- 保険の見直しや商品の説明
- ライフイベントに合わせた教育資金の提案
一般的に、家庭における問題や悩み、一大イベントに直面した際に相談を受けることが多いです。
そのため、FPは上記の内容に即座に対応できるよう、万全の準備しておく必要があります。
副業で活動する際の仕事内容
副業でFPとして活動する際の主な仕事内容は、以下の通りです。
- 家計や保険の相談業務
- Webライティングなどのライター業
- セミナー講師
- ブログを制作してお金やFPに関する知識を発信
上記の仕事は、どれもFP資格と相性の良い副業です。
そのため、FP知識を最大限活用してお金を稼ぐことができます。
ファイナンシャルプランナー(FP)になるには?

FPになるには、以下の3つの方法があります。
- FP技能士やAFP・CFP資格を取得する
- 未経験者歓迎のFPの求人を探す
- FPとして独立する
FPを目指しているのであれば、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
FP技能士やAFP・CFP資格を取得する
FP業務自体は資格がなくても行うことができますが、お金のプロとして活躍したいのであればFP資格を取得するのが一般的です。
まずは、国家資格であるFP技能士や民間資格にあたるAFPやCFP資格を取得しましょう。
なお、FP業務は高度な専門的知識が求められるため、最低でもFP2級の取得が必要です。
3級は基礎知識がメインとなるため、高い知識を保有していることを証明するには不十分といえます。
さらに、周りのFP資格保有者と差別化を図りたい方は、FP1級やCFP資格を取得するのがおすすめです。
FP資格の中で最も難しく、高度な知識がないと合格できないため、自身が高いレベルのFPであることを証明することができます。
未経験者歓迎のFPの求人を探す
FPとして活躍するには、まずはFPの求人に応募して経験を積むことが重要です。
顧客によって相談内容や必要な知識が異なるため、どのような内容にも対応できるようにスキルを磨く必要があるためです。
転職サイトには『未経験者歓迎・研修付き』の求人が多く掲載されていますので、研修制度を導入している企業への就職を検討してみてください。
FPとして独立する
独立・開業することが、年収アップの早道です。
いきなり独立開業するのが難しいので、企業でFPとして経験を積んだ後に独立をすることをおすすめします。
会社員時代に積み上げた経験や人脈などを活かすことができるため、最初から独立FPとして開始するよりも仕事依頼が多くなりやすいです。
まとめ
- FPの平均年収は約382万
- 独立開業すれば年収1億円も夢ではない
- 副業FPでも数十万稼げる
- まずはFP資格を取得するのがベスト
FPになることを検討している方はまずはFP資格を取得しましょう。
そのうえで未経験歓迎の求人を探してFPとして経験を積みましょう。